ページのトップへ

サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

フェルナンデス総長 アフリカ訪問の旅


1_13_12070_

 2月9日、アンヘル・フェルナンデス神父は秘書のオラシオ・ロペス神父と共にチャドの首都、ンジャメナの空港に到着、アフリカ赤道準管区とアフリカ東管区訪問の旅が始まった。

1_13_12097_

 アフリカ赤道準管区長ヒメネス神父、ンジャメナのムニャンキンディ院長ら会員に出迎えられ、サレジオ会の聖フランシスコ・サレジオ支部へ。学校、オラトリオ、ユースセンターの生徒、教職員、リーダーの温かい歓迎を受けた。前日に誕生日を祝った生徒が、伝統的な儀礼のしぐさで2人に花束を贈呈。
 ムニャンキンディ神父は歓迎のあいさつの中でチャドのサレジオ会の状況、これまでの歴史や将来の展望を語った。つづいて、客人に“みずみずしさを取り戻させる”伝統儀式にのっとり、フェルナンデス総長とロペス神父はカラバシュの実から水を飲み、フェルナンデス神父は、村の目上が着る伝統衣装を贈られ、身につけた。総長は若者たちに、南部を訪問し数日後戻るのでまたここに来てほしいと語りかけた。
 フェルナンデス総長は、盛大な歓迎に応え、「私は皆さんのボスではなく、僕です」と皆に思い起こさせた。
兄弟的な雰囲気のうちに食事をとり、ミサをささげた総長らは、翌日の午前4時、サルの聖ヨセフィヌ・バキタ支部に向けて出発した。

「フェルナンデス総長のフェースブックより」
 2月10日:「今日は長い一日でした。……3時に起床、暗いうちに出発しました。5時半に夜が明けました。私たちの前には860キロの道のり、穴だらけの道はタイヤにとって脅威です。若い山羊が私たちの軽トラックに突っ込み、バンパーが壊れました……典型的な宣教の一日のひとコマ!
 毎日、畑で採れたもの:木の枝、野菜などを売って生活する多くの人たちを目にしました。
 サレジオ会支部に到着すると、地元の信徒数百人が私たちを待っていました。音楽、歌、踊り、客を迎えるアフリカの人々の典型的な喜びがあふれていました。ここでもまた、貧しい人々から学ぶべきものがあります。人生には喜びがある、人と出会うことに喜びがあるということ。たとえ貧しくとも。」
 2月12日:「暑さも、3日間で1700キロの移動も(約24時間車中)、数々の出会いのすばらしさを奪うことはできませんでした。
 ……今夜はチャドの首都に戻っています。明日、私たちはカメルーンのヤウンデへと旅を続けます。
 私にとってこの体験が何であるか、言い表す言葉が見つかりません。私たちは各地の共同体と一緒に祈り、話を聞き、この宣教地で毎日人生をささげている兄弟サレジオ会員たちと分かち合いました。チャドには12人のサレジオ会員がいます。彼らは幸せです‐私たちはそれを目の当たりにし、それは確かだと言えます。
 友人の皆さん、私たちの巡礼の旅について、時間が取れるかぎり書き続けたいと思いますので、読んでください。お互いのため、そして多くを持たないにもかかわらず生きることを愛するこの良き人々のために祈りましょう。」


 

 2月10日午後、サルの町の入口で出迎えられたフェルナンデス総長はサッカー・スタジアムに案内され、集まった群衆にあいさつ、伝統の贈り物を受けた。サレジオ会支部では多くの修道者、教区司祭、若者に迎えられた。家庭司牧、青少年司牧、教育などについて質問に答え、その合間に若者の伝統舞踊やダンスが上演された。若者へのボナノッテで一日が締めくくられた。
 翌11日は教会でのミサ、支部の会員との分かち合いに続き、20キロ離れたグイドロへ行き、井戸を祝福した。
 続いてドバへ、夕方から聖ドメニコ・サビオ教会でのプログラムに参加。伝統芸能の上演、総長への質疑応答が行われた。
 12日明け方、首都へ向けて出発。ンジャメナでは、サレジオ会の教会で若者・信徒との集いが開かれた。夕方、若者のためのミサをささげ、教区責任者と会談。
 翌13日、朝のミサをささげ、サレジオ会の学校の生徒に“朝のひと言”(ボナノッテの朝バージョン)を語りかけた後、カメルーンの首都ヤウンデに向けて出発した。

 1_13_12130_1_13_12110_

「フェルナンデス総長のフェースブックより」
 「友人の皆さん、この写真は、チャドで井戸を祝福したときに撮ったものです。皆の顔の表情をとらえようと、オラシオ神父がシャッターを押しました。
 チャド訪問の最後に、私たちは3つの村を訪れました。ここの人たちは、あらゆるものが売り買いされる道で人生の多くの時間を費やします。水が、そして木陰がどれほど大切なものか私たちは目にしました。……
 この人たちに出会ったなら、誰も無関心ではいられないでしょう。私たちの心を打ったのは、圧倒的な貧しさ、ひたすら生き延びるといった状況にあっても、人々が尊厳をもっていること、そして彼らの笑顔!
 やるべきこと、教育と開発の仕事は山ほどあります、しかし人々は、大いなる尊厳と生きる情熱を持っています。
 チャドで出会ったサレジオ会共同体とキリスト者共同体の姿に深い感銘を受け、私たちはこの国を後にします。チャドの皆さん、ありがとう。私たちが与えられるよりもはるかに多くのものを、皆さんからもらいました。」


 

1_13_12106_

 14日朝、フェルナンデス神父はカメルーン、ヤウンデの神学院、聖アウグスチヌス支部に到着。歌と伝統的シンボルによる歓迎を受けた。神学生が第27回総会のテーマをパフォーマンスにして上演、ひきつづき家族的な集いとなり、養成中のサレジオ会員が総長に質問を行い、総長は会の強み、また改善の必要な分野について語った。同支部では、カメルーン・赤道ギネアの教皇大使ポプラル大司教との会談の機会も持たれた。
 午後は、サレジアン・シスターズの事業を訪問、伝統的歓迎を受けた後、地元のサレジオ家族との兄弟的な集いが行われた。テーマは「交わり、ダイナミズム、使命」。夕の祈りの後のボナノッテで、総長は「希望をもって未来に目を向けよう」と皆に呼びかけた。
 15日、多くの信徒とカメルーンのサレジオ家族(サレジオ会員、サレジアン・シスターズ、イエス・マリアのみ心修道女会、サレジアニ・コオペラトーリ)、サレジオ会共同体の友人らが、総長司式のミサにあずかるため、キリスト者の扶け聖マリア教会に集った。
 ミサ後、フェルナンデス神父は新しい教会の建設予定地を祝福。続いて記者会見が行われた。政治・経済・社会の危機にあるアフリカを訪れる意義について、解決策をもたらそうとするのか、あるいはただ励ましを与えるためなのかとの質問に、フェルナンデス神父は、魔法の解決策など持っていないが、ただの観光のために来たのでもない、危機的環境に生きる兄弟を支えるため、そして原理主義に対し、交わりと対話を促進するために来たと述べた。
 午後、若者たちによる文化的・芸術的催しが行われた。若者たちとの対話の中で、総長は、人生を贈りもの、また人に仕えるものとしてとらえ、召命の文化を育むようにと呼びかけた。
 翌16日、総長はエチオピア経由で南スーダンへ向かった。

 

 1_13_12125_

 17日、南スーダンのジュバ国際空港は、サレジオ会総長を迎える色とりどりの横断幕、民族衣装に身を包んだ踊り手、ドン・ボスコ・ミッションの子どもや若者であふれかえった。教会の信徒やサレジオ家族がエチオピア航空の到着ロビーに押し寄せ、空港業務は一時的に停止。フェルナンデス神父は到着するやいなや、国営テレビSSTVのインタビューを受けた。
 東アフリカ管区長ロランディ神父、サレジアン・シスターズ管区長のシスター・トマッシ、南スーダンの長上フェリントン神父らがサレジアン・ファミリーを率いて総長を迎えた。総長を載せた車はサレジオ会宣教支部まで車列に伴われ、スーダン警察にエスコートされた。
 フェルナンデス総長は伝統舞踊の踊り手や子どもの踊り手たちと親しく言葉を交わし、その温かさと父親のような気さくさで人々を驚かせた。
 熱烈な歓迎につづいて、あいさつと祈り、群衆の祝福が行われた。総長の最初のメッセージは、長年にわたる戦争に苦しんだ人々の幸せな顔に囲まれて湧き起こる「喜び」だった。総長は、周囲に暮らす人々の貧しさ、単純率直さ、喜びあふれる顔に心を打たれた。人々は自分たちのただ中にやって来たドン・ボスコを一目見ようと、家から出てきたのだ。フェルナンデス総長はサレジオ家族が人々に寄り添っていることを誇りに感じ、ドン・ボスコは本当にここにいる、貧しい人々の中で生きていると、一度ならず感嘆の声を上げた。
 強い関心の雰囲気の中、一人の小さな女の子がやって来て尋ねた。「みんなが言ってたもうすぐ来るドン・ボスコって、あの人? わぁ!」2人の小さな女の子たちが総長の車の運転手にお願いした。「ドン・ボスコの車に乗せてください。」運転手が許してくれたので、2人は大喜び、わくわくして座席に乗り込んだ!
 短い祈りとサレジオ家族との夕食で一日は締めくくられた。フェルナンデス神父は、ボナノッテで次のように強調した。「貧しい人々が私たちを救います。貧しい人々を通して、主は私たちに触れてくださいます。サレジオ家族‐サレジオ会員、サレジアン・シスターズ、イエスのカリタス会がここにいることを、私はうれしく思います。」

 

【元記事(英文)】
フェルナンデス総長、アフリカ熱帯赤道準管区に到着(ANS – チャド 2015年2月10日)
by Alexandre Fibert Akono, SDB
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotSez=13&doc=12070&lingua=2

アフリカ訪問中の総長のメッセージ(ANS – チャド 2015年2月13日)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotSez=13&doc=12097&lingua=2

フェルナンデス神父:「人々の笑顔に心を打たれました!」(ANS – チャド 2015年2月16日)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotSez=13&doc=12110&lingua=2

フェルナンデス神父:「私は僕です。ボスではなく」(ANS – チャド 2015年2月18日)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotSez=13&doc=12130&lingua=2

フェルナンデス総長との週末(ANS – カメルーン 2015年2月16日)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotSez=13&doc=12106&lingua=2

フェルナンデス総長を迎えて(ANS – 南スーダン 2015年2月18日)
By Fr. Jacob Thelekkadan, SDB
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotSez=13&doc=12125&lingua=2