フェルナンデス総長ビデオメッセージ 2020年4月
フェルナンデス総長から、全世界のサレジオ会員ならびにサレジオ家族に向けたビデオメッセージが届きましたので、お知らせします。
(ANS – 2020年4月1日 ローマ総本部)
https://www.infoans.org/index.php?option=com_k2&view=item&id=10093:rmg-a-message-of-faith-and-hope-from-the-rector-major&Itemid=1680&lang=en
この時を生きる私たちは、信仰を強め、祈りを深めなければなりません。サレジオ会総長アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父はビデオメッセージで、全サレジオ会員、サレジオ家族、カテキスタ、リーダー、若者、家庭に語りかけ、このように招きました。
ビデオメッセージはイタリア語、英語、スペイン語で、ANS Channelsで視聴できます。
下記リンクよりご覧ください。
■フェルナンデス総長ビデオメッセージ 2020年4月(YouTube 4:40)
Messaggio del Rettor Maggiore per Covid-19
Italiano: https://youtu.be/u2T2UDCCjL8
English: https://youtu.be/c5JaSoO5iMI
Español: https://youtu.be/h2rIAuywcyU
<日本語訳>
総長 信仰と希望のメッセージ
「皆さん、私たちは、最も助けを必要とする人びとをどうしたらできるかぎり迅速に助けることができるか、考え続けなければなりません。生活が困難になっている家庭、最も貧しい人びと、働けなくなると、食べていけなくなる人びとです。」
総長 アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父
愛するサレジオ会員、サレジオ家族の皆さん、このビデオを見ている家庭の皆さん、愛する若者、リーダー、カテキスタの皆さん、
大きな痛みを経験するこの時、コロナウィルスの蔓延、人類に打撃を与える状況、多くの国々、現在188か国以上に影響を及ぼし、各地のわれわれサレジオの共同体にも影響を与えているこの状況のなか、皆さんにごあいさつを申し上げます。
すでに14人以上のサレジオ会員がこのウィルスのために亡くなりました。私たちは痛みの中にあるということです。私たちが知る多くの家庭も、この大変な状況の中、大切な人たちを亡くしています。
私の心には、先の金曜日(3月27日)の記憶があります。私たち、私たちの多くが教皇と共に歩んだ祈りです。世界中のサレジオ会、サレジオ家族の共同体がその祈りのひと時、世界のさまざまな時間帯で、熱心に参加したと断言できます。
あるとても的を射た言葉を読みました。確かに教皇は、かつてこれほど孤独に祈ったことはなかった、ましてやサン・ピエトロ広場のような広場、人っ子一人いないこれほど大きな広場で、雨の中。しかし、確かに教皇は、これほど全キリスト教世界に伴われながら、そしてきっと他の宗教の人びとに伴われながら祈ったことも、かつてなかった、と。
そして教皇はこのメッセージをくださいました:ありうるただ一つのメッセージ、信仰と希望のまなざしです。福音で、主は嵐の中、私たちに恐れるなと仰せになったと。
皆さん、今という時は、この深い意識をもって生きる時だと思います。信仰のまなざし、祈りを深める時でなければなりません。神のうちに信頼し、安心できるという深い感覚をもって。
同時に、サレジオ世界で行われている多くの取り組みを、私はうれしく思います。
家族としてこの状況を生きる中、私たちは同時に、政府や行政から課せられる条件、規制を受け入れながら、市民としての義務を誠実に果たしています。
世界中で、創意工夫や率先した取り組みがまさに次々と広がっています。良くやった!と皆さんに言いたいです。
最も助けを必要とする人びとをどうしたらできるかぎり迅速に助けることができるか、ひき続き考え続けなければなりません。生活が困難になっている家庭、最も貧しい人びと、働けなくなると食べていけなくなる人びとです。
私たちの心に、いつもこの関心がなければなりません。
サレジオ世界の皆さん、ドン・ボスコのカリスマの友人の皆さん、私は皆さん一人ひとりのそばにおり、皆さんをとても近く感じています。
ドン・ボスコが私たちと共に歩んでくれていることは確かです、そしてキリスト者の扶けなる私たちの母が、私たち皆を腕の中に包んでくださることも。
皆、互いに祈り合いましょう。