フィギュアの女王 南スーダンを応援!
2012年6月6日 ソウル
6月2日、バンクーバー冬季五輪フィギュア・スケートの金メダリスト、ステラ・キム・ヨナさんがソウルのサレジオ会管区長館を訪れ、南スーダンに100の小学校を建設する企画の賛同者に名を連ねた。このプロジェクトは、ヴィンチェンツォ・ドナーティ神父が呼びかけ、サレジオ会が立ち上げたもの。
スーダンで働くドナーティ神父とヤコボ・コミーノ修士はかつて20年以上、韓国で宣教師として働いていた。二人は、資金集めのため5月7日から韓国に滞在。ドナーティ神父の手紙でスーダンの実情を訴えられた各界の著名人が支援を申し出ている。キム・ヨナさんもその一人。
キム・ヨナさんは2018年冬季五輪の招致活動のため、昨年夏、アフリカを訪れ、強い印象を受けたという。話を直接聞きたいと願い訪問が実現、6万USドルを寄付した。これは一つの学校の建設費に相当する。
「あなたは世界中の子どもたちのお手本ですが、これは子どもたちに夢を与える本当の教育です。あなたは愛の女王になられました! 学校が出来上がったら、子どもたちにどうぞ会いに来てください」とドナーティ神父は感謝した。
「私にできることがあれば、喜んで南スーダンの子どもたちを助けたいです。アスリートとして、将来教師になる人間として、すべての子どもにとって教育が大切だと承知しています。」キム・ヨナさんはこのように語った。
ドナーティ神父はパピルスに描かれた扶助者聖母の絵と、「美しき青きドナウ」のアコーディオン演奏をキム・ヨナさんにプレゼント、ヤコボ修士は学校に飾るためヨナさんのサインをもらった。