ページのトップへ

サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

ハイチ 人道的危機:サレジオ会、食糧と水を配る


 

18f718ef1de896681f2588eaff2c1f71_xl


(ANS – 2016年10月12日 ハイチ・レカイェ)
http://www.infoans.org/en/sections/news/item/1918-haiti-a-real-humanitarian-disaster-salesians-distribute-food-and-water

 ハイチは再び人道的危機に苦しんでいる。ハリケーン・マシューの襲は、かつてない緊急事態を引き起こした。2百万人以上が被災、150万人が緊急支援を必要としており、6万人以上が家を失った。死者の数はいまだ不明:少なくとも375人が亡くなっているが、900人以上の人命が失われたと推定する団体もある。「ここは国の中で最も豊かな地域ですが、壊滅的な状態です。何もありません。畑も、食糧も。人道上の大災害です」とハイチ・リナルディ基金の副会長、サレジオ会員ヴィクトル・オーギュスト神父は語る。

 いくつかの国は支援物資と救助活動の人員を派遣している。世界のサレジオ会は、各地の宣教事務局と協力しながら、またリナルディ基金と共に、4つの段階をたどるアクション・プランの実施に取り組んでいる。

1.緊急支援の段階:食糧と水の配布。
2.学校の食堂を開放する。
3.作物の種と農機具を人々に提供する。
4.人々の家の再建、改築を支援する。

 この緊急事態に対応するため、ハイチのサレジオ会は世界中のサレジオ家族に献金の呼びかけを開始した。

 リナルディ基金のコーディネートによって、レ・カイェのサレジオ会の小教区は3千人の数日分の食糧を配りはじめた。さらに、教会の水の浄化装置がまだ動いているため、必要な人々に飲み水を提供できている。

 この数日のサレジオ会の目標は、首都ポルトープランスからレカイェへ、生活必需品を載せたトラック二台を送ること。

 国の南部で作物の8割が被害を受け、何千もの小さな家々が壊滅した中で、サレジオ会は「私たちを必要とする何千人もの若者たちのいるところに留まる」決断を、そして世界中のサレジオ家族の連帯に寄り頼んでいることを表明している。

 現在心配されているのは、今年ハイチを苦しめ、飲み水と薬の不足のため蔓延が予想されるコレラが発生することである。

 より詳しい情報については、こちらをご覧ください:Misiones Salesianas