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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

ドン・ボスコ聖遺物、ロシアを巡礼


ドン・ボスコの聖遺物はポーランドのアウシュビッツからロシアのロストフに入り、8月17日から25日にかけ、ロストフ、モスクワ、サンクト・ペテルスブルグの各都市を巡礼、予想をはるかに超える多くの信徒に迎えられ、巡礼の列は絶えることがなかった。ロストフのサレジオ会バルトシェフスキー院長が飛行場でドン・ボスコを迎え、ヴィオスナ司教代理がミサを司式、正教とイスラム教の中でカトリックが少数派であるこの町で、多くの修道者と信徒がドン・ボスコの取りなしを祈った。

聖遺物は20日にモスクワに入り、サレジオ会に委託されているカテドラルの無原罪の御宿り小教区へ。大聖堂は多くの信徒、正教会信徒であふれた。ペッツィ大司教がミサを司式、オラトリオの若者たちが出し物や映画「若者の聖人」を上演、21日にはサレジアン・ファミリーがドン・ボスコを囲んで集った。教区司祭も見守る中、サレジアン・ファミリーの修道者やコオペラトーリ会員がそれぞれ誓願・約束を更新。教会の聖歌隊のほか、ポーランドからの若者の合唱とオーケストラEco del Sacrosongが歌と音楽を添えた。

22日の午後、ドン・ボスコはサンクト・ペテルスブルグへ、このピョートル大帝の都の大通りに面した聖カタリナ大聖堂に安置された。モスクワ教区長代理を中心に多くの聖職者が共同司式、その後、ガッチーナのサレジオ会共同体によるミサもささげられ、サレジオ会による活動の20周年、同窓生の年の集いも聖遺物巡礼に合わせて祝われた。マスメディアも関心を寄せ、聖遺物巡礼のさまざまな行事やミサをテレビ・ラジオで伝えた。教育者ドン・ボスコがサーカスや手品師の守護聖人であることが紹介され若者たちの興味をかきたてた。カトリックが少数派であるロシアでメディアに取り上げられた意義は大きい。

(ANS 2013年9月2日)

http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotSez=13&doc=9578&lingua=2