ドン・ボスコ生誕200周年準備の3年目始まる
8月16日、ドン・ボスコ生誕200周年を準備する3か年の最後の年が始まった。サレジオ会総長チャーベス神父はドン・ボスコの故郷、カステルヌオヴォのコッレ・ドン・ボスコ(ドン・ボスコの丘)でイタリアのサレジオ青少年運動の若者たちと共にミサをささげ、「ドン・ボスコの霊性(ドン・ボスコの心)」をテーマとする年の開始を祝った。総長は、ドン・ボスコの活動を支えた霊性を再発見し、Da mihi animas, coetera tolle(我に魂を与え、ほかは取り去りたまえ=青少年が救われることを望み、ほかは何もいりません)というドン・ボスコの生き方の計画を現代に意義のあるものとして生きるよう呼びかけた。総長はプロテスタントのワルター・ニグ教授の言葉を引用し、「ドン・ボスコが聖人であったことを見過ごすなら、彼の真実な姿の一部分しか見ないことであり、ものごとの価値の順番を間違えることになる」と、神に結ばれたドン・ボスコの生き方に注目する必要性を説き、ドン・ボスコから受け継いだサレジオの霊性の特徴として、青少年、特に最も助けを必要とする青少年に奉仕すること、固有の教育法、祈り、教会・社会への積極的な関わり、またドン・ボスコが牧者の愛をエネルギーの源泉とし、幸せになるように招かれている若者に希望と信頼をかけたこと、キリスト者として人に奉仕する生き方をあげた。チャーベス総長は最後に次のように呼びかけた。「ドン・ボスコと共に、ドン・ボスコに導かれ、キリストに会いに出かけましょう。そうすれば私たちは、ドン・ボスコのように、主に仕える喜びを見いだすでしょう!」
(ANS 2013年8月19日 イタリア– カステルヌオヴォ・ドン・ボスコ)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotsez=13&doc=9550&lingua=2