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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

サレジオ家族の1月の聖人たち


ANSはこれから毎月、その月に祝日を迎えるサレジオ家族の聖性の模範を紹介します。聖性を生きた人々を記念するとき、私たちもキリストに従って歩むよう、勇気づけられるでしょう。

 

1月15日 福者ルイジ・ヴァリアラ

1875年にイタリアに生まれ、ドン・ボスコが亡くなる4か月前、12歳でヴァルドッコのオラトリオに入る。サレジオ会入会後、コロンビアのアグア・デ・ディオスでハンセン氏病の人々のために働くウニア神父に従い、宣教師となる。ウニア神父の事業を引き継ぎ、その悲しみの場所を、サレジオ会特有の喜びあふれる共同体へと変えた。ハンセン氏病の患者やその娘たちによるイエス・マリアのみ心修道女会を創立。誤解を受け、アグア・デ・ディオスから異動を命じられ、愛するハンセン氏病の人々と創立した会を離れなければならなかったが、従順を貫いた。生涯の28年をコロンビアに捧げ、48歳で帰天。2002年、ヨハネ・パウロ二世によって列福。

 

1月22日 福者ラウラ・ビクーニャ

今年はラウラの列福25周年。ラウラは1891年、チリに生まれ、アルゼンチンのサレジアン・シスターズの学校の生徒だった。快活で、イエスとの友情、仲間への愛徳、日々の務めへの忠実を生きた少女は、信仰を離れ不道徳に陥った母の救いのため、年齢に不相応な重荷を負いながら日々の祈りと犠牲、そしていのちを捧げた。1904年に帰天。1988年、ヨハネ・パウロ二世によって、ドン・ボスコの故郷カステルヌオヴォの「若者の至福の丘」で列福された。

 

1月24日 聖フランシスコ・サレジオ

1567年、フランスのサヴォア地方に生まれ、後にジュネーヴの司教となったフランシスコは柔和な精神とわかりやすく語る言葉で人々に信仰の本質を伝え、対話を通して多くのプロテスタントの人々をカトリック信仰に立ち帰らせた。「信仰は天から射し込む陽の光、その光に助けられ、私たちはすべてのうちに神を、神のうちにすべてを見るようになります」といった数多くの知恵に満ちた言葉は、今も私たちの信仰を導くものとなっている。ドン・ボスコは聖フランシスコを若者たちのために働くサレジオ会の保護者とし、その「使徒的愛」、「福音的な慈愛と忍耐」を模範として示した。聖フランシスコは1622年、リヨンで帰天。1665年、列聖。1877年、教会博士。

 

1月30日 福者ブロニスラフ・マルキェヴィッチ

1842年、ポーランドに生まれる。現在、サレジオ家族に属する男子と女子の大天使聖ミカエル修道会の創立者。18歳のとき学校の教師たちの影響を受け、信仰を棄て、心の平安、内面の調和を失い、悲しみに満たされたと後に書いている。絶望のなか、ポーランドの偉大な作家たちの一人の著作に感銘を受け、「神よ、おられるなら、あなたを知らせてください!」と祈ったとたんに光に満たされ、信仰を取り戻した。自らの人間的弱さと闘わなければならなかった体験から、信仰・希望・愛を強め、「謙遜がなければ、いやしめられることを受け入れなければ、祈りや断食、涙や夜通しの祈りのうちにも、主イエスを見いだすことはできないよ」と、子どもたちに謙遜の大切さを説いた。1867年に司祭に叙階されたが、修道生活を志し、ドン・ボスコと出会い、1887年にサレジオ会員として誓願を立てた。ポーランドで司牧活動、見捨てられた子どもたちのための事業に献身した。1912年に聖性の香りのうちに帰天。2005年に列福。

(ANS – ローマ) サレジオ会ローマ本部 2013年1月14日