卒業生噺家柳家初花氏被災地を訪れる

本校卒業生の噺家柳家初花（しょっぱな）氏が去る４月２７日石巻市の中学校を訪れ、落語を披露しました。訪問するにあたって、避難所で生活する中高生の勉強のために辞書の寄付したいのだが協力を願えないかという依頼が本校にありました。早速在校生に知らせたところ約１００冊の英和、和英、国語辞典が集まり、初花氏にお渡ししました。先日初花氏より電話があり、無事に辞書は避難所の中高生の元に届いたこと、そして協力への感謝の言葉をいただきました。

聖母への感謝祭

サレジオ学院では毎年５月に聖母マリア様をたたえ、また保護者の方々への感謝の気持ちを祈りの中で表すために碑文谷教会でミサを執り行っています。今年も５月２日チャプレンの榎本神父様の主式のもと祈りを捧げました。特に中学生には信者の生徒が２０名近くいるので、彼らが侍者、朗読者などさまざまな典礼奉仕を行い、荘厳にミサが営まれました。

チャリティコンサート

去る５月６日吹奏楽部によるチャリティコンサートを行いました。もともと春休みに行う予定だった定期演奏会が震災のため中止になりました。これを被災地の方々への援助を目的とするチャリティコンサートという形であらためてできないかということで実現の運びとなりました。当日は在校生、保護者をはじめ多くの方々が訪れてくださり、義援金への協力をしてくださいました。当日集まった義援金はカトリック学校連合会を通して、東北のカトリック学校への支援のために使われます。吹奏楽部の部員も自分たちが演奏できること、自分たちの活動を通して人々の善意を被災地へと届けるお手伝いができたことに感謝の気持ちを持つ機会となりました。

サレジオ学院に通う信者の生徒の交流会

５月７日午後５時より、信者の生徒、カトリック小学校出身の生徒を集めて交流会を行いました。今年は３０名近く集まり、志願生のお兄さんたちのリードのもと聖母へのアカデミア、祈りの集いに参加した後、食事をいっしょにしました。和気あいあいとした賑やかなひと時でした。このような活動を通して、自分たちが一つの信仰に結ばれた仲間なんだという意識を高めていければと思います。

中学３年生　長崎・五島研修旅行

サレジオ学院では中学３年生の研修旅行先として長崎・五島を訪れています。長崎市内での西坂殉教公園や原爆資料館だけでなく、ミッションスクールでもあまり訪れることのない上五島も訪問先にしています。国定重要文化財でもある頭ヶ島教会、大曽教会、鯛の浦教会を訪れ、ミサに参加し、五島キリシタンの歴史を聞くことにより長崎・五島の根付くカトリックの精神を学びました。当地では長崎新聞の取材も受けました。