サレジオ会 第27回総会 報告vol.7
本会議での対話
3月7日から8日にかけての会合で、各委員会と総会議員たちは40に及ぶ質問を提出。総長と最高評議員がこれに答えました。
「まさにこれらの統計に目を通したので、私は楽観的なのです。それに、分裂のしるしはありません。ある地域で召命の減少が確かにありますが、別の地域で豊かな召命があります。さまざまな問題点も挙げられますが、同時に希望のしるしも示すことができます。」総長はこのように答えました。
サレジオ会員と信徒・協働者の関係について取り上げられました。「協働者がいなければ、奉献生活の未来はありません。これは許容するという問題ではなく、協働者たちの召命、使命のことなのです。(……)」
第27回総会そのものがいくつかの出発点を提案し、問いました。「総会が一つのテーマだけに焦点を絞ることは、限界を設けることにならないだろうか? テーマを絞った文書あるいは6か年計画を作る必要があるだろうか?」
総長は次のように答えました。「一つのテーマというよりも、会の生活と使命の全体に対する、あるアプローチです。会のアイデンティティー、エネルギー、実り豊かさがかかっています。そのほかの選択も行わなければなりません。私たちが今日前にしているあらゆる問題をすべて解決するふりをすることなく。良い統治は、修道会がどこへ向かおうとしているかを伝え、その結果、どこにエネルギーを向けたらよいかを伝えるのです。」
(ANS – イタリア・ローマ 2014年3月18日)