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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

サレジオ会 初誓願式行われる


 

 

(BoscoLink – 2019年3月26日 東京)
https://www.bosco.link/webzine/46539

 2019年3月25日14時より、調布サレジオ神学院(東京都調布市)聖堂にて、2019年のサレジオ会日本管区の初誓願式ミサ(司式:濱口秀昭管区長)が行われました。聖堂いっぱいの200人ほどが見守る中、マキシミリアノ・マリア・コルベ 荒川譲二さんが初誓願を宣立し、特に貧しい青少年のために働くサレジオ会員としての歩みをスタートさせました。

 きょう教会が記念した神のお告げの祭日の典礼でミサは行われ、説教の中で濱口管区長は、「神のお告げを受け、イエスを産み育てることに招かれたマリアは、その恵みをしっかりと受け止めて、活かしていきました。修道生活を歩むうえで、聖母にあやかり、神の望み通りに生きさせていただくという気持ちをもち、誓願を生きてください。また、ご列席の皆さんも、それぞれが改めて神の招きに喜びをもって応える決意をする機会としてください」と語りかけました。

 派遣の祝福前に、荒川さんの紹介を担当した神学院長の田村宣行神父は、「バイオリンから落語まで、実に多才な荒川さんですが、じつはこの誓願にあたって出身地の福岡から長崎まで、日本26聖人の足あとをたどって巡礼しました。終生誓願のときには、ぜひ26聖人のスタート地点の京都から長崎まで歩いてください!」と語ると、濱口管区長も「その時は私も京都まで見送りに行きます(笑)」とアシストし、聖堂は笑いに包まれました。濱口管区長はまた、ドン・ボスコのサレジオ会員としていつも喜びをもって、皆と共に修道生活を歩んで欲しいと荒川さんを励ましました。

 最後に挨拶に立った荒川さんは、サレジオ会員や家族、参列者に感謝の気持ちを述べたうえで、「あまりにも修練期の日々が楽しかったので、もう1年修練をさせてくださいと修練長の春山ラップ神父にお願いしたら、ダメだ、ということできょうの誓願の日を迎えました(笑)きょう私は神様の前で自らをささげ、両親も一人息子の私をささげてくれました。これからも皆様のために祈っていきます。私のためにもどうぞお祈りをお願いします」と語り、大きな拍手を浴びていました。

 残念ながら、4月から日本管区では修練者はおりません。きょう、1人の会員が誕生する喜びを皆が味わいましたが、さらなる司祭・修道者の召命が生まれるよう、引き続きお祈りとご支援をよろしくお願いいたします。