エチオピア “君の未来をプリントせよ”
(ANS – 2017年4月4日 エチオピア・アジスアベバ)
http://www.infoans.org/en/sections/news/item/2991-ethiopia-print-your-future
アジスアベバ近郊、メカニッサのサレジオ技術・職業訓練センタードン・ボスコTVETは、グラフィックスと活版印刷の訓練プロジェクトを行っている。プロジェクトの名称は「君の未来をプリントせよ」。すでに二つの重要な成果が見られる。生徒たちの専門性の向上と、ドン・ボスコ、サレジオ会の名が教育・開発の機会の同義語として広まっていることだ。
2014年に立ち上げられたこのプロジェクトは、サレジオ会、二つのNGO、VISとVIDES、イタリア外務省、イタリア司教協議会、エチオピア教育省の協力の実りである。グラフィックス・活版印刷の実習室は2015年に開設された。
現在、生徒たちのための夜間コースがあり、理論と実践を学んでいる。主に印刷産業で働く人、雇用されている人たちを対象とし、技能の向上を助け、雇用の機会の増大に寄与することを目指している。
この訓練は、アジスアベバの技術・職業教育局の認可を受けているドン・ボスコTVETのプログラムの一環として、地域の多くの貧しい、弱い立場にある若者のためにさまざまなコースを提供する。
グラフィックス・活版印刷のコースはおもに地元の専門家を講師として招いているが、イタリアで著名な技術専門学校、ヴェローナのサン・ゼノやメストレのサン・マルコ(いずれもサレジオ会北東イタリア管区の地域)からの専門家を招いての特別講義も行われている。
これらのコースの最初の実りは、学校に来る若者が増えたこと。「メカニッサのドン・ボスコTVETはこの地域の若者のメッカになりました」と運営スタッフは言う。
グラフィックス、印刷産業はたいへん重要で、エチオピアの労働市場で成長している分野だが、現在、地元の人材を育成する教育機関が国内になく、本校がエチオピアで最初の学校、首都でのサレジオ会の活動の目に見える存在となっている。