インド 若い移住労働者のため、より良い町に
(ANS – 2017年5月18日 インド・トリヴァンドゥルム)
http://www.infoans.org/en/sections/news/item/3263-india-making-trivandrum-a-better-place-for-young-migrant-workers
イースト・フォート・ジャンクションはトリヴァンドゥルムの移住労働者にとって重要な場所だ。毎日、朝5時半から多くの移住労働者がここに集まり、日雇いの仕事に雇われるのを待つ。下は550ルピーから上は900ルピーまで、日当の額をめぐって厳しい交渉のやり取りが聞こえる。労働者たちは、毎日運が良いわけではない。彼らを思い、トリヴァンドゥルムのドン・ボスコ・ヴェードゥは“Shramik Kalyan Kendr” (SKK)を開設した。トリヴァンドゥルムに住む若い移住労働者を支援する窓口だ。
SKKは大きな数に上る市の移住者を支援しようとする新しい取り組みだ。ここの移住労働者は、4百万人以上と推計されるケララ州の移住労働者の一部である。初めにさまざまなグループと話したところ、医療を受けられること、安定した雇用、不利益や労災の賠償のための支援、語学教室などが緊急なニーズだということをサレジオ会は把握した。
SKKは、ディマプル、グワハティ、パンジム、ティルップール、ヴィジャヤワダ、チェンナイでサレジオ会によって最近開設された、7つの「移住者相談窓口」のネットワークに加わる。
トリヴァンドゥルムのドン・ボスコ・ヴェードゥ協会は、国際ドン・ボスコ・ネットワークの一環として、ケララ州に拠点を置く認可慈善団体。1991年に創設された。主にトリヴァンドゥルム地区で活動し、危険にさらされた若者・子どもたちを助けている(路上生活の子ども・若者、未成年労働者、未成年の物乞い、保護者のいない子ども、親とはぐれた子ども、法を犯した子ども、虐待を受けている子ども、家出した子ども、機能不全家庭の子ども)。
サレジオ会のモットーの一つは、「子どもを育成するほうが、大人を矯正するよりたやすい」。
より詳しい情報は、こちらをご覧ください: www.trivandrumdonbosco.org