イタリアSYM巡礼(5) ”ありがとう、ドン・ボスコ”
2015年8月14日、SYM DON BOSCO 2015に参加している若者たちは、前日のテーマ「若者のために」を振り返りながら、献身と奉仕のメッセージを深め、自らの生き方にしようとしている。全人的に成長する旅で、ほかの若者たちの傍らを共に歩みたいと、多くの若者が思いを分かち合った。
英語圏西アフリカから来た青年たちの小さなグループの一人、アマ・ボアテマアさんにとり、SYM DON BOSCOの最初の数日に学んだことの一つは、若者と共に留まることの大切さだった。「若者たちがどこにいようと、彼らを助け、温かく受け入れられ大切にされていると、いつも感じられるようにすること」。
ポーランドのリュブリンから来た16歳のタデウシさんも、ドン・ボスコのおかげで強くなれ、将来に自信を持てるようになったと振り返り、今、家族であろうと、友達、知り合いであろうと、生活の中で出会う人に「笑顔を贈りたい」と望んでいると語った。
ソロモン諸島、テテレでのボランティア活動に何回か参加した経験を持つ武井利徳さんは、その体験をとおして、またサレジオと出会ったことから、数か月前に洗礼を受ける決心をした。「ドン・ボスコは生涯を若者のためにささげました。そして僕たちはドン・ボスコの誕生日を祝うためにここにいます。ドン・ボスコへの僕の贈りものは、ほかの多くの若者にドン・ボスコの喜びのメッセージを届けることです。」
前日の8月13日の夜、ドン・ボスコのメッセージを再び感動的に、参加者を巻き込みながら発信するため、スペインの若者たちが、ドン・ボスコの生涯を描く見事なミュージカル“Gracias Don Bosco”を上演した。ステージの最後には、集まった5千人の若者たちが拍手喝采をおくる中、ドン・ボスコの10人目の後継者とミュージカルの主役が象徴的な抱擁を交わす感動の場面があった。
(ANS – 2015年8月14日 イタリア・トリノ)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&doc=13149&Lingua=2