「ドン・ボスコを祝うため、若者のために200の仕事を」
ドン・ボスコが喜ぶような方法で、つまり若者に役に立つことをしてドン・ボスコに敬意を表すため、第10代後継者アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父は企業家と行政機関に、ドン・ボスコの生誕200周年の日、2015年8月16日までに、若者のために200の新たな仕事を創り出してほしいと呼びかけを行った。
サレジオ会総長のこの呼びかけは、聖フランシスコ・サレジオの祝日、1月24日にトリノのテアトロ・レジオで行われたイタリア市民のドン・ボスコ生誕200周年の祝いで、焦点の一つとなった。ドン・ボスコとドン・ボスコの教育の使命を継承してきた人々をたたえるこの集いで、総長は、新たな視点から現在の困難な現実を見るよう、聴衆に訴えた。「今、危機だと私たちは言います。お金がないからです。しかし、もっと視野を広げなければなりません。」
「私たちは自問すべきです。若者たちにどのような機会を与えたいのか。若者たちに何を提供するか、私たちはその決定に責任があり、それは政治的な決断でもあります。私たちに投げかけられている最初の挑戦は、若者たちの世界と若者たちが何を望んでいるのか、理解する努力を行うことです。なぜなら、年配者は若い世代と距離を置きがちだからです。若者たちに、誠実な市民、良いキリスト者となる機会を差し出さなければなりません。」
ドン・ボスコは社会に関わる聖人だった。イタリアで最初の見習い契約書を書いた人である。ドン・ボスコの影響は世界中に及ぶ。「ドン・ボスコはピエモンテ出身の世界のための人でした。あらゆるところの人が、ドン・ボスコの教育的、社会的活動の価値を認めてきました。サレジオ家族として、若者、とりわけ疎外され見捨てられた、最も貧しい若者への愛によって認められたいと私たちは願っています。」フェルナンデス総長はこのように語った。
(ANS –イタリア・トリノ 2015年1月30日)
http://www.infoans.org/1.asp?sez=1&sotsez=13&doc=12008&Lingua=2