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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

サレジオ家族の聖人略伝

サレジオ会とファミリーの聖人・福者など、
神と人々に生涯を捧げた模範的な人々の略伝を紹介します。

Domenico Savio聖ドミニコ・サヴィオ1842-1857年
ドン・ボスコの教え子

記念日:5月6日


 1842年、トリノのキエリの近く、リヴァのサン・ジョヴァンニで誕生。7歳で初聖体を受けたとき、自分の生涯の計画を次のように定めている。「しばしばゆるしの秘跡を受けること。聴罪司祭の許可があるごとに、毎回、聖体拝領をすること。祝祭日を聖なる日にしたい。イエスさまとマリアさまがぼくの友だちであるように。罪を犯すより死を」
 12歳のとき、ドン・ボスコからトリノのオラトリオに入る許可を受けたとき、「聖人になれるよう助けてください」と彼に願いでた。ドミニコは温和で、いつも平静で明るく、生徒としての義務を立派に果たし、キリストの教えを友だちに説き、病気のときは世話し、けんかをしているときは仲裁したりしながら、仲間たちの必要に応え、奉仕していた。ある日、オラトリオに入ったばかりの仲間に、「ぼくたちはここで、ものすごい喜びの中で聖性に達するんだよ」、「ただ、神さまの恵みと心の平和をなくしたり、ぼくたちがしなくてはならない務めを邪魔する罪だけを、ぼくたちの最悪の敵のように避けるようがんばろう」と言っている。
 ドミニコは、諸秘跡に参加、聖母に対する子としての信心をもち、明るく振る舞いながらも犠牲に励み、神からのたまものとカリスマに満たされて、自分の決意に最後まで忠実であった。1854年12月8日、教皇ピオ9世によって「マリアの無原罪の御宿り」の信仰箇条が宣言されたとき、ドミニコは聖母に自分を奉献し、聖性に急速な進歩をとげた。彼はまた、1856年、コンパニアとよばれるグループによる使徒的活動、「無原罪の聖母の信心会」を、彼の友人たちの間で結成した。
 1857年3月9日、モンドニオで死去。教皇ピオ11世は、「この子は小さい。しかし、なんとこの子の精神は偉大な巨人であることよ」と彼を賞賛された。教皇ピオ12世は1950年、彼を、福者に、そして、1954年6月12日に列聖された。彼は「少年聖歌隊」の保護者とされている。