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サレジオ会 日本管区 Salesians of Don Bosco

サレジオ家族の聖人略伝

サレジオ会とファミリーの聖人・福者など、
神と人々に生涯を捧げた模範的な人々の略伝を紹介します。

Maria Troncatti福者マリア・トロンカッティ1883-1969年
扶助者聖母会シスター

記念日:8月25日


1883年2月16日、イタリアのブレッシァ、コルテーノ・ゴルジで誕生。

両親の暖かい愛情に包まれて、田舎の明るく、活動的な大家族の中で成長し、弟妹の世話をした。

教区のカテキズムや秘跡に熱心で、青年期のマリアは修道生活の召命に開かれるキリスト教的な深いセンスに成熟する。しかし、父親や教区司祭への従順のために、サレジアン・シスターズへの入会を願う前に成人することを待って、1908年、ニッツア・モンフェラートで初誓願を立てた。

第一次世界大戦の間(1915-1918)、シスター・マリアはヴァラッツェで看護士養成コースに通い、軍病院の赤十字看護士として働く。それは、東エクアドルのアマゾンの密林での彼女の長い宣教活動でかつてないほどの成果をあげる体験となる。1922年に、実際にエクアドルへ出発し、森の動物から、歩いて渡る川の渦から、あるいはもろい植物のつるで作られた橋の上で、または原住民の肩の上で起こる危険をも顧みない、あらゆる種類の危険の真只中に、福音宣教の困難な仕事を始める他の二人の姉妹と共に、原住民シュアル族の中に送られた。

マーカス、セッヴィッラ・ドン・ボスコ、スクアは、シスター・マリア・トロンカッティの活動によって花開いたいま尚「奇跡」の家である。看護士、外科医、整形外科医、歯科医、麻酔科医など。しかし、何よりもカテキスタ、福音宣教者、信仰、忍耐、兄弟愛の素晴らしい資質に富んでいた。

シュアル族の女性の開発のための彼女の事業は、若い夫婦の個人的な選択の自由に初めて養成された、新しいクリスチャン・ホームのおよそ100世帯に開花する。
シスター・マリアは、1969年8月25日、スクアでの飛行機事故で亡くなる。彼女の遺体は、モロナ管区(エクアドル)のマーカスに安置されている。

神の僕、シスター・マリア・トロンカッティは、2008年11月8日の通達をもって、尊者と宣言された。
2012年11月24日、福者に宣言された。